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マネートピックス 気になるマネーニュースを解説

統計で押さえたい3つの値!

「平均貯蓄額」の平均ってホント?数字のマジックには要注意

「平均貯蓄額」の平均ってホント?数字のマジックには要注意

一喜一憂するのは早い?「平均」に潜む落とし穴

「平均年収は○○○万円!」「平均貯金額は○○○万円!」など、興味深い記事が新聞やネットニュースで取り上げられることがありますね。その平均データと自分の状況を比較して、落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、必ずしも発表された平均値が実態を表しているとは限らないのです。

例えば、以下のような年収のデータがあったとします。

【年収一覧】
Aさん:3,000万円
Bさん:700万円
Cさん:500万円
Dさん:420万円
Eさん:400万円
Fさん:400万円
Gさん:200万円

この場合、合計金額を人数で割ると、平均年収は約800万円となります。この方法が平均の計算でよく使われる「算術平均」と呼ばれるものです。さて、この値は実態に近いといえるでしょうか。平均以上の人は7人中1人……Aさんだけですね。この統計では、Aさんが全体の平均値を大きく押し上げていることがわかります。こうなると、Aさん以外の全員が「平均年収に達していない!」と落ち込んでしまうかもしれません。

「算術平均」だけでなく「中央値」「最頻値(さいひんち)」に着目

同じ年収データを、「中央値」で見てみるとどうでしょうか。「中央値」とは、測定値のちょうど真ん中の値のことです。今回は7人なので該当するのは、Dさんの420万円です。なお、たとえば8人と偶数の場合は、真ん中の2つの値を足して2で割ります。さらに、「最頻値」でも見てみましょう。「最頻値」とは、測定値の中でもっとも多く現れた値のこと。Dさん・Eさん・Fさんはいずれも年収400万円台ですから、この金額帯に集中していることがわかります。

比較すると、最初に算出した算術平均の約800万円と、中央値・最頻値の約400万とでは、大きな開きが出ることがわかります。統計データは算術平均だけでなく、中央値や最頻値を見ることも大切です。

今回は極端な例で説明しましたが、ときに平均は実態とかけ離れた数値となることがあります。まずはこの3つの数値の特徴を覚えておいて、統計データはあくまで参考に、数値にあまり振り回されないようにしたいですね。


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