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ピークシフトで電気代が増える?

節電の夏、再び!「ピークシフトプラン」は本当に電気代節約になるのか検証してみよう

節電の夏、再び!「ピークシフトプラン」は本当に電気代節約になるのか検証してみよう

「節電の夏」に登場した「ピークシフトプラン」とは

2011年の東京電力の福島第一原発事故が起こって以来、私たちをとりまく電力事情はすっかり変わってしまいました。東京電力は原子力発電所の停止による発電コスト上昇を理由に、家庭用電気料金の値上げも検討されているため、今年も節電への努力が必要になりそうです。
そんな中、東京電力が2012年6月1日から導入を開始したのは「ピークシフトプラン」という新しい料金メニュー。年間で電力消費が最も集中する、夏の午後1時から午後4時の「ピーク」の料金を高く設定する代わりに、「夜間」(午後11時から午前7時)と「昼間」(午前7時から午後1時、午後4時から午後11時)の電気料金を下げましょう、というもの。このプランで高額な「ピーク」の電力消費を避けてもらえれば、原発が停止した今の状況でも夏を乗り切れる、というのが電力会社の狙いです。

下がるどころか逆に上がってしまう年間電気料金

この「ピークシフトプラン」を使えば電気料金は安くなるのか?東京電力の「ピークシフトプラン加入シミュレーション」に、筆者宅の電気料金を入力してみました。入力したのは、今年の5月分の電気料金。契約は「従量電灯B」の「40A」で、使用量は「417kWh」。質問項目には「昼間に在宅している」「ピーク時にエアコンはあまり使わない」というリアルな回答を打ち込んで計算してみると…。現状プランの年間電気料金の想定値が139,171円なのに対して、「ピークシフトプラン」を使った場合は148,940円。なんと、9,769円も増えてしまいました!電気代の節約にならないどころか、支払額アップという結果には驚きです。

普通の家庭では電気代の節約にはならない

そこで、どういう条件なら「ピークシフトプラン」で料金が安くなるのか、入力する数字を「60A」契約の「1000kWh」と大幅にアップして再チャレンジ。この電力消費量は、エアコンや冷蔵庫を常時、複数台使用する二世帯住宅などで想定される数字です。すると、現状プランの年間電気料金の想定値が338,666円なのに対して、「ピークシフトプラン」を使った場合は336,277円と、2,389円のダウン。どうやら、大量に電気を使う家庭や商店でないと、「ピークシフトプラン」での電気代節約効果は出ない、ということが分かりました。この夏の節電に「ピークシフトプラン」を検討しているようならば、東京電力のカスタマーセンターや事業所に前もって確認するなどの注意が必要です(2012年6月調べ)。


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