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家事代行ってどんな人が使うの?タスカジの人に聞いてきた

「家政婦を頼むなんて、金持ちじゃあるめえし、一生ないだろうな」なんておもっていたのだが、実際に家事代行サービスを体験してみたところ、その「よさ」に驚いてしまった。

いったい、どういう経緯でそのサービスはできたのだろうか? タスカジの創業者に話を聞いてきた。

家事代行への誤解が多いのでは?

家事代行ってどんな人が使うの?タスカジの人に聞いてきた

・前回の記事
ハウスキーパーに、たった3時間で作り置き11品を作ってもらった


そもそも「家事ぐらいは自分たちでやらなければダメだ」という偏見があったことは否めない。

しかし、実際に料理の作りおきをお願いして、その「よさ」は実感した。

家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」を立ち上げた和田幸子さん(ブランニュウスタイル株式会社 代表取締役)にお話をうかがった。

??このインタビューの前に、一度体験しておこうとおもいまして、「タスカジ」登録して利用させてもらいました。

和田さん(以降カギカッコ)「ありがとうございます」

−−正直申しますと、他人に家事をお願いすることにすこし抵抗感があったことは確かなんです。

「はい」

−−心理的なハードルはけっこう高くて……ただ、来てもらって、作りおきを11品作ってもらったんですが。うちは今週は料理作らなくていいんですよ。この楽さはほっんとにいいですね。

「最初は誤解もいろいろあって、家に人がいないときに来てもらわなければいけないと思っている人も多いんです。そんなことはなくて、まずは家に人がいるときに来てもらって下さいと、平日の夜とか、週末に。そうすることで、セキュリティの面も心配じゃないと思うので」

−−ぼくは料理だけお願いしたんですが、掃除とかお願いすると、なんだか「働かせてる」みたいな感じになっちゃって、なんか手伝わなきゃいけない気になりそうだとは思ったんです。

「そうですね。ただ、こちらも忙しくてお願いしてるわけですから、その時間に自分の他の仕事を片付けるなりしていただければ、タスカジさんにきていただいた意味があると思います」
(註:タスカジではハウスキーパーのことを「タスカジさん」と呼ぶ)

家事の担い手が圧倒的に不足している

−−仕事が忙しくて家事ができてない、という家庭も多いですからね。

「核家族化が進んで、夫婦共働きの家族が増えている現状で、家事の担い手って圧倒的に不足しているんです」

−−たしかに、家事ってできてなくても、自分のせいだからと、諦めたり我慢したりしてるところあります。

「今までの家事代行サービスは非常に価格が高くて富裕層向けだったんですが、家事に追われて困っている普通の共働き家庭に使ってもらいたいので、安い価格で1時間1500円という半額以下の金額でサービスを提供し

フィリピン人は掃除が得意らしい

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取材は和田さんのご自宅で行った。キッチンの収納は整理収納アドバイザーの資格を持つタスカジさんにアドバイスしてもらったのだとか。


−−利用される方は増えてるんですか?

「2014年にサービスを開始したのですが、最近はすごい増えてますね、需要が供給に追いつかないのが課題なんです。」

−−ずいぶん好調のようですね。

「でも、使いたいのに空いてないというお問い合わせも多くて……。これに関しては私達のビジネスだけではなく、業界全体の問題としてもありますね」

−−「タスカジ」のサイトを見てみたんですが、登録されてるタスカジさんは日本人の他にも外国の方も多いですね。

「そうですね、半々ぐらいですかね、日本人の方と外国人の方、外国人の方は圧倒的にフィリピンの方多いですね。フィリピンの方はみんなお掃除が上手なんです。」

−−それはなぜなんでしょうか?

「フィリピンでは家族の形というのが、日本みたいに核家族じゃなくて、もっと親戚を含めたゆるい広い範囲で家族という感じなので、他人が家に入ってくることに対してゆるやかなんですね。だから、他人の家に行って、テキパキと勝手に開けて判断して仕事をするのがすごく上手で、距離感の取り方がすごくうまいんです。あまりズカズカ入っていくわけではなくて、必要なところまで入っていくという。」

−−フィリピンの方はみなさん日本語できるのでしょうか。

「みなさんお上手ですよ。ただ、中には全くできない。という方もいらっしゃるんですが、自分がそこそこ英語ができる方がオーダーするので、そんなに問題はないみたいですね」

−−そうか、わざわざ英語しかできない人にお願いするのか。

「日本語禁止で英語だけでとお願いする人とか、子供とも英語でコミュニケーションしてくださいとか。日本に住んでると、日本人としかコミュニケーション取れないですから。」

−−話相手になってもらうというお願いでもいいのでしょうか?

「もちろんです。逆に外国の話を聞く、というのもありですよ」

タスカジを立ち上げたきっかけ

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−−そもそもこのサービスをはじめたきっかけは?

「私、前職はシステムエンジニアをしておりまして、仕事は楽しいんですが、ものすごく忙しくて家事を夫と二人で分担してても結局やらない状況が続いていて。ついには、家にコバエが飛んでるような状況なってたんです……夏場に2、3日生ゴミを捨て忘れると、あわわーって」

−−コバエ飛びますよね……。

「で、それが耐えられないと、色んな人に愚痴ってたんですが、愚痴を聞いてくれた英語の先生が、日本に住んでる外国人は、ネットで探したハウス

困っていることを手伝ってもらう感覚で利用してほしい

家事代行ってどんな人が使うの?タスカジの人に聞いてきた

−−家事に関しては、なぜか「自分たちでやらなければいけない」という思い込みがあったんですが、今回体験してみて、苦手だったり不得意だったりする家事については、お金を払って「手伝ってもらう」という選択肢もあるんだな、と思うとちょっと気が軽くなったような気がします。

「その家事で困っているところを手伝ってもらう、という感覚でいいんですよね。私は家事と育児については完全に割り切っていて、家事は全部自分でやろうとは思わないで、できるだけ誰かにサポートに入ってもらってやるというスタンスでやっています。で

タスカジさんも家族の一人と考えてみる

家事代行ってどんな人が使うの?タスカジの人に聞いてきた

日本では、主婦の仕事が、金銭的な価値を伴うようなものになるという意識があまりないというのも現実の問題としては存在している。

核家族化が進んで、夫婦共働き世帯が普通になってきている現在、いくら夫婦で家事の分担といっても、限界というものがあるのも事実だ。

タスカジでは、従来の「家政婦」という存在を、家事を「助けてくれる」人という位置づけで、「タスカジさん」として、核家族における新しい家族の一人として再定義したいという。

タスカジでは、これを「核家族」から「拡大家族」への家族の再定義と言っているそうだ。

いずれにせよ、滞りがちな家事を手伝ってもらえる。というのは、体験してみると本当にそのありがたさが身にしみる。

それは、取りも直さず、家族という存在のありがたさでもあるといえる。


・前回の記事
ハウスキーパーに、たった3時間で作り置き11品を作ってもらった

<ライタープロフィール>
ライター
西村まさゆき
所属:comorieサポーター

鳥取県倉吉市出身、東京都中央区在住。地下鉄路線図や古地図を集めていたが、ふざけて国語辞典を集めはじめたところ、100冊を越えたあたりから家の中が散らかりだし、ふざけすぎたと反省している。