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フード・レシピ

 

国際薬膳師に聞いた!寒さが増す乾燥の季節におすすめのスープ3種

本格的な冬へと向かうこの時期、どんな食材をとると冷えや乾燥対策ができるのでしょうか。今回は国際薬膳師である田辺ユミ先生にこの時期に積極的に取りたい食材を使ったスープ3種を教えていただきました。どれもシンプル素材で簡単に作れます。ぜひ冬場の食卓のご参考になさってくださいね。

11月に取りたい薬膳スープのポイント

朝晩は冷え込むけれど、日中はあたたかなこともある11月。冬へと向かうこの時期には、

1.身体に潤いを与える
2.身体にたまりがちな不要物を排出する
3.身体をあたためる

という3つのポイントが大切です。今回は、この3つの目的に合わせた3種のスープをご紹介します。

まず、薬膳の考え方における基本的な調理上のポイントを見ていきましょう。

・スープを作るとき、強火を使わず、弱火か中火でじっくりことことと煮ましょう。
・塩、砂糖は精製されたものは使わないようにしましょう。塩は、山の塩(岩塩など)より海の塩がおすすめです。

今回は主役になる素材とそれを補う素材、合わせて2、3つの材料で作るシンプルなスープばかりです。あれもこれもと入れすぎずに絞ることで、素材の持つ効用が生きてきます。

(1)身体に潤いを与える「白菜の潤いスープ」

国際薬膳師に聞いた!寒さが増す乾燥の季節におすすめのスープ3種

最初に紹介するのは、白菜と豚ひき肉を使ったスープです。白菜で胃腸を整え、豚ひき肉で身体に潤いを補います。土に生える白菜などの野菜は、下半身に効くとされ、女性らしい身体へと導いてくれるほか、食べ過ぎ予防、胃腸のお掃除、体内によい水分をもたらすといった効用が期待できます。

【材料(2人分)】
・豚ひき肉 150g
・白菜 2、3枚(食べやすく切る)
・生姜 1かけ(皮をつけたまますりおろす)
・ごま油 適量
・水 2カップ(白菜の様子次第で量を調整)
・塩 ひとつまみ

【作り方】
1.豚ひき肉と生姜をごま油で炒めます(弱〜中火)
2.水、白菜を入れて、白菜が透き通るくらいまでことことと煮ます(弱〜中火)
3.塩ひとつまみで味を調えて完成

いただくときにすだちを絞ると、さっぱりとしたお味になります。ストレスを感じているときや、疲れているときにリフレッシュできるのでおすすめです。

(2)身体にたまりがちな不要物を排出する「乾物のデトックススープ」

国際薬膳師に聞いた!寒さが増す乾燥の季節におすすめのスープ3種

身体が重い、痛みを感じる、疲れがたまっている、といったときには、干した野菜のちからをいただく「解毒」のスープがぴったりです。

1日か2日程度、このデトックススープを続ければ身体がすっきり。そのあとは少しこのスープをお休みして、また何日かたった頃にいただくのが効果的。年間通しておすすめの一品です。

【材料(2人分)】
・切り干し大根 2つかみ
・干し椎茸 3、4枚
・高野豆腐 2、3枚
・水(湯飲み1杯ほど)+昆布2cm角(冷蔵庫に一晩入れておく)
・水 適量

【作り方】
1.昆布だしと水とを合わせてできあがりの倍量にし、切り干し大根、干し椎茸を入れて、半分まで煮詰めます(弱火でことことと。目安は40分ほど)
干し椎茸の軸は切り分けて、お茶パックなどに入れ、一緒に煮込むといいでしょう。栄養をしっかりスープに移せるうえ、いただく前に取り除けるので簡単です。

2.高野豆腐を加え、柔らかく煮えたらできあがり

いただく前に、お好みで少し醤油を足してもOKです。まずは繊維たっぷりのスープを身体に入れてみてください。身体をすっきりとさせてくれることでしょう。冬に向かう身体をあたため、調整してくれます。

(3)身体をあたためる「鮭の味噌スープ」

国際薬膳師に聞いた!寒さが増す乾燥の季節におすすめのスープ3種

この時期が旬の鮭は、身体をあたためてくれる優秀な食材です。すぐに作れる「鮭の味噌スープ」は、寒い時期に何度でもいただきたいスープです。

【材料(2人分)】
・鮭 1、2切れ(皮ごと薄切りにする)
・ネギまたはニラ 刻んだものをひとつかみ
・味噌 適量
・水 適量

【作り方】
1.鍋に入れた水に味噌を溶かし、弱〜中火にかけます
2.スープが十分あたたまったら、薄切りした鮭を入れ、しゃぶしゃぶするように火を通してから火をとめます
3.ネギかニラを上に散らしてできあがり

鮭から出る旨みがダシの代わりになります。旨みをプラスしたい場合は、「かつおぶし粉」(フライパンで香りが出るまでから煎りしたかつおぶしを、粗熱がとれたら手でもんで粉状にしたもの)を、小さじ1弱ほど入れていただくといいでしょう。ちなみにこの「かつおぶし粉」は血や元気をつくり、身体の中のめぐりもよくしてくれます。いろいろなお料理に、ダシの素として気軽に使ってみてくださいね。


スープは、冬に向かう時期に理にかなったお料理です。顔色が白いといったときには潤いのスープを、顔色が黒っぽいと感じたらデトックスのスープを、顔色が青白いときにはあたためのスープをぜひ試してみてください。3種のスープで、冬を元気に乗り切りましょう。


【取材協力】
薬膳カフェ・スクール微笑亭 田辺ユミ(国際薬膳師)
http://mishoutei.com/

<ライタープロフィール>
Webライター
加藤由起子
所属:comorieサポーター

着る服のほとんどを自分で縫うほど裁縫が好き!得意分野は手作り、ティー関連。栃木生まれ→国分寺→吉祥寺→岐阜在住のアラフォー。現在ライターとして活動中。既婚、2男児(9歳、6歳)がいます。