まとめ・特集
「警視庁警備部災害対策課」のTwitterで防災意識・知識を高める!
みなさんは、防災対策をしっかり行っていますか?日頃の備えが大事とわかっていても、平穏無事な毎日を送っていると、忘れがちになってしまうことも。今回、ご紹介するのは、災害・防災情報を発信している「警視庁警備部災害対策課」のTwitterアカウントです。「北海道胆振東部地震」を経験した筆者が、役立つツイートをピックアップ、体験談も交えてお伝えします。
災害時にはTwitterが大活躍!「警視庁警備部災害対策課」のアカウントは情報満載
出典:警視庁警備部災害対策課の公式アカウント
豪雨・台風・地震と、今年は大きな災害が立て続いて起きていますね。私も9月に「北海道胆振東部地震」で大規模停電を経験し、防災の大切さを身にしみて感じました。そこで、オススメしたいのが、「警視庁警備部災害対策課」のTwitterアカウント(@MPD_bousai)です。76万以上ものフォロワー数を誇る人気アカウントで、災害時の対応策や防災食のアイディアなど、役立つ情報を日々発信してくれています。
今回は、そんな「警視庁警備部災害対策課」のツイートから厳選した内容をご紹介しますね。
防災グッズから非常時の対応まで……災害へのあらゆる備えを考える
冬に災害が発生しガスが停止したときでも、温かいものが調理できると安心です。そこで役立つのがガスコンロです。東日本大震災の時には、ガスコンロとカセットボンベは店頭からあっという間に無くなりました。早めに準備してみてはいかがでしょうか?参考まで我が家の鍋料理を紹介します。 pic.twitter.com/JWx6ZDoYZy
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年10月2日
まずは、カセットコンロ&カセットガスを紹介したツイート。ガスが停止したときの必須アイテムですね。我が家の場合、ガス供給は無事でしたが、地震時はカセットコンロを持っていませんでした。普段使っていたのは卓上IHクッキングヒーター。停電中は当然使えませんでした。
今回はガスコンロが使えたからよかったものの、電気・ガスが止まって、カセットコンロもなかったとしたら……お手上げ状態だったと思います。普段使わないとしても、非常用に必要と痛感しました。調理につかえる熱源が一つでもあれば、安心感がまったく違います。
停電してしまうと炊飯器が使えなくなりますが、ガスがあれば鍋でご飯を炊くことができます。それだけで、食事事情は大きく改善します。最近は、コンパクトで安価なカセットコンロがたくさんありますので、場所を取ると思わずに、準備しておきたいですね。
北海道胆振東部地震の際、携帯電話を充電するには大変苦労したと報道されていました。携帯電話の電源には、バッテリー式、乾電池式、シガーソケット、充電用のUSBケーブル、交換アダプタなど様々な種類の充電用商品があります。ひとつではなく何種類かの充電機器を準備しておくことをお勧めします。 pic.twitter.com/iITuY1PEgE
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年10月1日
携帯電話やスマートフォンの充電機器。これは本当に大事です。「北海道胆振東部地震」では、北海道全域が停電したため、コンビニやスーパーから電池が消えました。特に電池式のスマートフォン充電器に必要な単3電池が入手困難な状態に。
ツイートの通り、充電するための手段は複数あると良いと思います。車があれば、シガーソケット式充電器が便利です。電池やモバイルバッテリーをはじめとして、ソーラー充電器、ポータブル電源、発電機など、さまざまなアイテムがありますので、家庭に合わせて適切なものを選んでください。
通電火災をご存知ですか?大きな地震では停電が発生し、家具や電気製品が倒れたりすることがあります。その後電気が復旧し、通電した時に電気製品発火するのが通電火災です。阪神・淡路大震災で発生した火災の約6割が通電火災でした。防止策は、避難する前にブレーカーを落とすことです! pic.twitter.com/A9OTDvC6Ar
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年9月11日
「通電火災」についてのツイートです。恥ずかしながら、地震時、私はこのことを知りませんでした。当日は午前3時ごろに地震が発生、まもなく停電しました。その後は寝つけず、夜が明けるのを待ちながら見ていたTwitterで、たまたま通電火災のことを知り、慌ててブレーカーを落としたのを覚えています。停電時には忘れずに実行しましょうね。
「西日本豪雨」で広島県に派遣された際、活動中の食事としてツイッターで紹介した「水で作るカップ麺」をカップそばで実践しました。保存水を注ぎ、約15分で完成。連日の猛暑で食欲もあまりありませんでしたが、スープが冷たいのでのどごしが良く、味もしっかり。おいしくいただけました。 pic.twitter.com/5d4k86q4cH
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年8月19日
カップ麺があっても、被災してお湯がなければ困ってしまいます。こちらは、お湯がなくてもカップ麺が食べられるという豆知識ツイート。麺が戻るまでに時間はかかるものの、水で作ることができるそうです。お湯さえあればすぐに食べられるカップ麺は、災害時に重宝しました。あちこち歩き回ってクタクタの状態で帰ってくると、料理する気がおきません。そんなときにも、カップ麺やレトルト食品が強力なお助けアイテムに。というわけで、カップ麺・レトルト食品は、お気に入りを多めにストックしておきましょう。
非常時にはSNSが役立ちます!日頃から防災情報に触れる仕組みを
私はこれまで、Twitterをあまり使っていなかったのですが、地震後は積極的に利用するようになりました。Twitter情報に助けられ、励まされることがたくさんあったからです。
災害時に知人・友人と連絡を取り合うことは難しいですが、SNS経由で安否情報や各地の様子を知ることができましたし、誰かの書き込みを見かけるだけでも、ホッとしたものです。以来、SNSの重要性を感じ、防災関連のアカウントをフォローするようになりました。
防災情報をTwitterなどのSNSで取得するメリットは、毎日のように情報に触れられることです。特別意識しなくても、防災対策について定期的にチェックすることができます。また、災害時に、有益な情報をリツイートすることで、自分のフォロワーや必要な人たちへ情報を広げられるのは、Twitterならではですね。自分や大切な誰かを守るためのツールの一つとして、ぜひ活用してください。
最後に、「警視庁警備部災害対策課」をはじめとして、防災に関するTwitterアカウントをまとめました。みなさんの防災対策のお役に立てば幸いです。
[警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)]
https://twitter.com/mpd_bousai
[内閣府防災(@CAO_BOUSAI)]
https://twitter.com/cao_bousai
[総務省消防庁(@FDMA_JAPAN)]
https://twitter.com/FDMA_JAPAN
[NHK生活・防災(@nhk_seikatsu)]
https://twitter.com/nhk_seikatsu
[Twitterライフライン(@TwitterLifeline)]
https://twitter.com/TwitterLifeline
<ライタープロフィール>
暮らしのライター/デザイナー
錫森むぎ
所属:comorieサポーター
出産を機に“暮らすこと”を見つめ直す。素朴に、丁寧に暮らすための仕組み作りを追求中!