本文へジャンプします。


現在位置:> > > 消毒用アルコールの上手な使い方。「濃度」と「成分」がポイント!

掃除・洗濯

 

消毒用アルコールの上手な使い方。「濃度」と「成分」がポイント!

最近、アルコールを使用した洗浄剤や消毒用の商品をよく見かけるようになりました。カビや食中毒が気になる梅雨時から夏場にかけて、キッチンの消毒やお風呂のカビ予防に消毒用アルコールを使用する人も多いでしょう。今回は消毒用アルコールを上手に使うための情報をお伝えします。

そもそも消毒用アルコールはなぜ「消毒」できるのか?

消毒用アルコールの上手な使い方。「濃度」と「成分」がポイント!

一般のスーパーでも、特に夏場になると、「消毒用アルコール」と称した商品がたくさん並ぶようになりますが、そもそも「消毒用アルコール」とはどんなもので、どうして消毒できるのか、気にしたことはありますか?

「消毒用アルコール」とは、アルコールと水をだいたい7:3の割合で混ぜたものをさします※。アルコールそのものにも殺菌・消毒・防カビ作用がありますが、水分を混ぜることで、細菌への浸透速度や蒸発時間が適度になり、殺菌作用が最大になります。
※日本薬局方での消毒用エタノールの規格は76.9〜81.4vol%となっています。

100%アルコールよりも70%アルコールのほうが効果的な理由

消毒用アルコールの上手な使い方。「濃度」と「成分」がポイント!

アルコール消毒の作用は、アルコールによって細菌の細胞膜やたんぱく質を破壊し、アルコールの脱水作用で細菌の細胞内部を乾燥させて死滅させる、という仕組みになっているそうです。わかりやすく言えば、消毒用アルコールを吹きかけると、アルコールが乾くときにばい菌の水分も一緒に抜けて、カラカラになって死ぬ、ということ。つまり、殺菌のためには、細菌内部にアルコールがしっかり浸透する必要がある、というわけです。

100%アルコールでは揮発性が高すぎて、細菌に十分浸透する前に蒸発してしまい、殺菌効果はさほど期待できないそう。アルコールがしっかり細菌に浸透し、ちょうどいいくらいに作用する割合が、70%アルコール、ということだそうです。気になる場合は成分表示を確かめてみましょう。

消毒用アルコールの上手な使い方。「濃度」と「成分」がポイント!

ちなみに、ドラッグストアに行くとさまざまなアルコールがありますが、「無水アルコール」というのが水の混ざっていない100%アルコールのこと。無水アルコールを殺菌に使用する場合は、精製水で70%に薄める必要があります。「消毒用アルコール」と書いてあれば、だいたい70%濃度に薄めてあります。なお、「消毒用エタノール」と書いてある商品もありますが、エタノールはアルコールのひとつなので、同じものと考えてかまいません。

洗剤コーナーに置いてある「アルコール消毒用」の商品を使うときの注意点

消毒用アルコールの上手な使い方。「濃度」と「成分」がポイント!

多くの人は、洗剤コーナーに置いてある「アルコール消毒用」の商品を使うことが多いと思います。スプレーボトルに入っていて使いやすく、緑茶エキスなどより効果のありそうな成分が混ぜてある商品もあります。こういった商品は手軽ですが、使用の際には「添加物」に注意する必要があります。

成分表示をみて、クエン酸ナトリウムや乳酸が入っているものは、漂白剤など塩素系の薬剤と混ぜると、有毒な塩素ガスが発生する危険性があります。「より効果が高そう!」と、クエン酸ナトリウムや乳酸が入った消毒用アルコール商品と、塩素系薬剤とを同時に使用するのは避けてください。

また安価な商品ではアルコールの割合が少ないケースもあり、70%アルコールよりは殺菌力が劣ることを知っておきましょう。

キッチンやお風呂場で効果的な消毒用アルコールの使い方は?

消毒用アルコールの上手な使い方。「濃度」と「成分」がポイント!

アルコールの殺菌作用を考えると、吹きかけたあとに乾かすのが重要です。また、消毒用アルコールの70%濃度を崩さないようにすることも大切です。

したがって、スプレーする対象が濡れていない状態でスプレーして、その後しっかり乾かすのが最も効果的。濡れたまな板や食器に使用する場合は、水気を取ってから使用しましょう。シンクやお風呂場に使用するなら、朝一番や、外出から帰ってきたときなど、シンクや浴室の壁・天井ができるだけ乾いた状態で消毒するのがベストです。

アルコールの性質を知って殺菌作用を最大限生かし、安全な暮らしに役立ててください。

<ライタープロフィール>
暮らしを楽しむフリーランスライター/エディター
鈴木真弓
所属:comorieサポーター

仕事時間と家庭時間のバランスをとりながら、自宅を拠点に執筆活動しています。