資産運用
国債の違い、分かりますか?違いを理解して利益につなげよう
利付国債と個人向け国債の違いとは?国債の種類と特徴、メリット・デメリットを解説
金融投資のひとつとして挙げられる国債。細かく見ていくと、国債にはいくつか種類があります。利付国債に個人向け国債とは実際どのような金融商品なのかご存知でしょうか。国債の種類と特徴、さらに国債購入のメリット・デメリットまでを解説します。
<目次>
■国債とは
■利付国債とは
■個人向け国債とは
■新型窓口販売方式とは
■国債の買い方
■国債をもつメリットとは
■国債をもつ際の注意点
国債とは
国債とは国が発行した債券で、元本と利子の償還がある金融商品です。社債の国版といったものですが、社債のように倒産してしまうリスクや、早く償還期限が訪れてしまうリスクはありません。国の借金と表現すれば分かりやすいかもしれませんね。
通常、国債は満期時に元本を受け取り、利子は半年に1回受け取れるしくみになっています。ただし割引国債といって、発行時に額面以下の金額である国債では利子は発生しません。利子が発生する利付国債の場合は、固定利付型と変動利付型のものです。よく耳にする個人向け国債も、利付国債と同様、固定利付型、変動利付型がそれぞれにあります。なお、利付国債や個人向け国債は、割引国債よりも通常期間が長いのが特徴です。他にも新窓販国債というものもあります。
利付国債とは
利付国債とは、半年に1回利子が受け取れるタイプの国債のことです。固定利子型と変動利子型があり、固定利子型には2年、5年、10年、そして20年、30年、40年と長期の国債があります。国債の中でも利付国債の固定利子型は長い期間の商品も用意されているのが特徴です。一方、変動利子型には満期15年のものがあります。固定利子型のちょうど半分といったところです。
個人向けの国債との違いは、購入金額が高めに設定されており、市場でいつでも売買ができるというところ。購入価格は5万円単位で最低5万円から最高3億までとなります。なお、個人向け国債が固定利付3年からになるのに対して、1年短い2年から購入できるのも特徴です。